地域は,日高東端えりも町の西側に位置し,様似町に隣接している。地域は,近浦・笛舞・下笛舞の3集落よりなり,近笛地区とも呼ばれている。
開拓の歴史は古く,町史によれば明治3年には15戸の家屋(本州からの移住者)があったと記され,近浦・笛舞神社とも天保13年(1842年)の建立となっている。更に,寛文9年(1669年)に,えりも町に運上屋の設置があったとの記録から,この地区の開拓もその時代から始まっていたと考えられる。
西にアポイの秀麗を,北に日高山系の山並みを背負い,南に豊かな太平洋の漁場が広がる漁業中心の集落である。2月頃からフノリやマツモ採りに始まり,カレイ刺し網漁,タコ漁,ツブ漁,コンブ漁,ウニ漁等があり,秋はサケ漁,ハタハタ漁と続き,冬は毛ガニ漁,タラ漁と1年を通した漁業活動が営まれている。大半の家庭は,コンブ漁を主たる収入源としている。
令和4年度 児童数
第1学年 3名 第2学年 5名 第3学年 3名 第4学年 1名
第5学年 6名 第6学年 3名 合計 21名(4月1日 現在)